「別れられたら、美穂とも別れる。」
「自由になりたいみたいな?」
「まぁな…。」
翔の笑い声。おかたくの拳が握られた。
次の日、2年1組に、波乱が起こる
おかたくは、翔が来るのを待っていた。
8時20分。翔が入ってきた。
その瞬間おかたくは翔を突き飛ばした。
「キャー!」
という女子の声。
「ちょっと何してんの?」
美穂も驚いている。
「てめぇ、まさか…。」
「許さない。」
おかたくは、掃除用具入れから、モップを取り出した。
「美穂を…なんだと思ってるんだよ!」
おかたくは涙ながらに訴えた。
「え?もちろん好きだよ、なぁ、美穂。」
「うん!…おかたく、まさか嫉妬してんの?」
「美穂はこいつにだまされてる。」
「え?」