伸「も〜ほんまに大丈夫かよ。お前はほんま泣き虫やなあ」
自分に抱きついた秋奈の髪をくしゃくしゃと撫でた
伸「あ、そうや」
突然思い出し伸昭はどこからかあのぬいぐるみを取り出した
伸「ほら、これ」
秋「わっ…どっから出しきたん?」
伸「まあそこは気にすんな。ほら、いるかが言ってへん?僕をおいてったら寂しいよ〜って」
秋「言ってへんもん」
いるかを受け取ってぷいと頬を膨らます秋奈がおかしくてまた伸昭はくすくす笑う。そんな彼を秋奈の目が見上げる
伸「んー?もうちょっと抱きしめてほしい?」
秋「…うん」
伸「えらく素直やな。じゃあほら、おいで」
頷いて伸昭に腕をひかれ彼の腕の中にすっぽり収まった
伸「次は俺が大阪に帰るよ」
秋「うん…ノブくん…?」
伸「…んー?」
秋「…ねむたい…」
伸「俺も…もうこのまま眠っちゃいたいな」
秋「うん…」
伸「…秋奈」
名前を呼ばれ顔をあげた。しばらく見つめあい、そして2人の顔が近づいていき…
翼「わぁ〜!お前らぁ!」
秋「ドキー!!」
伸「あ、見つかっちゃった。」
翼「こ、公園でなんちゅうことを…」
伸「邪魔すんなよ」
翼「うっさい!逮捕じゃあ!!」