「文句…言いに来たの？」
美穂は、翔を睨む。
「いや…。」
あまりにもオーラを無くした翔の姿に、２人は愕然とした。
「じゃあ、どうしたの？」
おかたくは、若干偉そうに聞いてみた。
「ごめんなさい！」
「えっ…。」
「２人には、本当に悪いことしたと思ってる、ごめん！」
翔は、必死に謝った。
すると２人は、
「許さない…。」
２人の答えは、「ＮＯ」だった。
「中絶の費用、出してくれたら考えたかもしれない。でも１円も出してくれなくて…全部おかたくが払ってくれたの。…優しいでしょ？」
美穂は涙ながらに言った。その姿をなだめながらおかたくは、
翔に
「許さない。」
ともう一回言った。
桜の木の下で決めたこと。もう、２人の関係は、誰にも壊せない。
〜エピソード４、開け！みーくんの恋心！〜へ。
みーくんは、高校に入り、恋をしない日々が続いていた。
「できない」じゃなくて、「しない」…。
そこには、とある過去が…そんなことを知らずに、好意を持つ女子が…
しかし、なかなかみーくんは心を開かない。過去と、みーくんの心の変化をお楽しみください。
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