2年1組。
「あの時は…つらかっただろうけど…、これ以上恋しないって言うのも…。」
有馬は、ずっとみーくんを説得し続けているが、みーくんはなかなか、首を縦に振らなかった。
「つらいのは分かるけど…。」
すると、みーくんは
「頭では恋したい。でも体が震えて。」
今でもたまに、あの時の大きなショックで、みーくんは体が震えることがある。有馬はそれを知っていた。
「よし!俺が何とかする!」
「…何を?」
「みーくんには、幸せになってほしいからさ…。できる限りの事はしたい。」
みーくんは、満面の笑みで笑ってみせた。
純粋に嬉しかったのと、有馬が急にエロキャラからいい人キャラになったのも、なんか笑えた。
放課後、みーくんは学校に忘れ物を取りに、2の1へ戻っている最中だった。
誰も居ないだろう、きっと。
そう思っていると、少し怖くなる。
2年1組に入ると、なんと、誰かいた!(ホラーじゃないよ。)
その女子が、あの時からの…。