おいで!?

メィ  2006-09-10投稿
閲覧数[610] 良い投票[0] 悪い投票[0]

私はその出来事からしばらくして、今の県に引っ越して来ました。
夜中に見た女の子の事は気にしないようにすごして来ました。そして中学1年になり、何事もなく過ごしていましたが何の前触れもなく私の部屋で変な現象がおきました。
夕方になると部屋の壁をドンドンと叩く音が聞こえたりラップ音はしょっちゅうでした。赤ちゃんの泣き声が聞こえる日もあり、怖がりな私でしたがしだいにそんな生活に慣れはじめていました。
そして中2のある日、一緒に毎日帰っている友達が私の家の前に止まると
「思ってたんだけど、あの子イトコ?」
と言ってリビングの窓を指さしましたもちろんイトコなどうちには来ていません。「何で?」と聞くと「昨日もいたから、窓でこっち見てたよ」て言いました。
からかってるんだと思い、その日は話を受け流しました。でも次の日、「ほら、いるし。白い服の子。ほら!」友達は昨日と同じリビングの窓を指差しました。
私がその方向を見ても誰もいません。妹はまだ学校のはずで、変だと思いました。白い服、つまりあの女の子がわざわざ今の家までついて来たとゆう事になります。私のまわりでも変な現象は続きました。
家族は皆1階にいるのに2階のドアが閉まる音がしたり、階段を誰かが上がってくる音がし皆寝たはずと思いドアを開けるも誰もいなかったりなど。本当に不気味でした。
そしてある日、妹が占い師の子供と友達だそうで母子そろって霊感が強いとゆう女の子をつれて来ました。その子は家に入るなり2階の寝室に直行しました。
そして妹に「女の子がいる」と言ったのです。
「お姉さんについてきたんだよ。」て私に言うのです。その子によると昔同じ年の子供達がいる中誰にも相手にされず寂しかったらしくその時に私が声をかけたものだからついて来たんだそうです、私にはたいした霊感がないため触れても気付いてもらえずただひたすら気付いてくれるまでアピールしてたんだとの事。
「もぅすぐ居なくなるから大丈夫だよ。」と妹の友達が私に言いました。
その日以来壁を叩く音もラップ音も、今まで起きた全ての現象がなくなったのです。ワンピースの女の子は健気に私の「おいで」について来てたのです。私に何を伝えたかったのかは分かりませんがその女の子が無事に成仏してくれていればと思います。
間違っても幼稚園の砂場の木の影で声をかけてくれるのを待ってなければと思います。そこには今私の従弟がいますから;;

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 メィ 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ