「そうなんだ〜。空さまったら、残酷なんだから。」
「残酷…とは、聞き捨てならない。残酷こそが、私の権威を象徴しているのだ。」
空にぃはそう言いながら、レイナを家まで送り、別れた。
レイナの家は、決して裕福な家ではなく、同じ世代の若者とシェアハウスでルームシェアをしている今時の女の子。
レイナが帰ってくると、ルームシェア仲間の梓、健太が寄ってきた。
「…どうだった?お仕事は。」
「う〜ん、やっぱり私、高校生みたいなガキと付き合っていると疲れるわ〜。でも、2人の為だもんね。」
「…ごめんね、私の給料が良くないから…。」
梓は、レイナに謝った。
ちなみに梓は、AKBで例えると大島ゆうこだ。
「ううん。大丈夫。金ならちゃんと調達するから。」
「…ありがとう。」
健太も、心から感謝していた。
「でも…1つ気になることがあるんだ。」