2011年3月・・・
私はなぜかすごく不安になった。
なぜだかわからない。
でも、完璧に嫉妬はしていた。
クラスの愛花。
その娘は、ゆうととすごい仲が良くて、しかもゆうとが前に好きだった子。
小さくて、私とは真逆だった。
ゆうとのタイプの子。
「ゆうと?あんまり他の子に優しくしないで欲しいな?」
「ごめん、それは無理。」
そう断られて、私はますます寂しくなって不安になった。
それでも私は大好きで、私にはゆうとしかダメなんだ。
ゆうとももう愛花は好きじゃない。
そう思ってた。
でも違ったんだね・・・
私がどれだけ好きでも、少しずつ、ゆうとは私から離れていった。
私がそれに気づいたのは、もうちょっと先だった。