〜Stliker〜哀編(5)

焼き魚  2006-09-11投稿
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グルドの大群が急襲してきた!警備隊のストライカー部隊が応戦し善戦するも蟹型グルドの大群の前に苦戦を強いられ、ついに隊長格の機体がやられてしまう。このままでは部下2人もやられてしまい犠牲者が拡大する!そこで『飛び降り志願の若い男』は決断した。
男「俺がこれに乗って戦う!」
結奈は男の発言に耳を疑った。
無理もない。さっきまで飛び降りようとしていた男が今度はストライカーに乗って戦おうと言うのだ。
結奈「あ…あんた何者?」
男「…とにかくそいつを手当てしろ…」
そう言い残し男は倒れていたストライカーに乗り込みハッチを閉めた。
シートに座った瞬間、男の目付きは更に変わった。左手でレバーを掴み、右手で素早くコンソールを操作する。すると前の画面に機体情報が映し出される。
男「バーニア使用不可、右腕部分損傷、左膝関節部損傷による機動力低下…。思ったより重傷だな…。」
男は更にコンソールを操作し右手をレバーに持ち替えた。
男「プログラム変更。データ初期化。」
するとさっきまでうずくまっていたストライカーが立ち上がった。
立ち上がった先ではすでに部下2人の機体が見るも無惨な姿で倒れていた。
男は両手にそれぞれ握られたレバーを同時に前に押し出した。
するとストライカーがグルドの大群に向かってビームマシンガンを撃ちながら走り出した。
それに応戦するべく、一斉にそのストライカーに向かって突撃をかける蟹型グルドの大群。
男は口元をニヤリとさせたと同時にビームマシンガンの照準を大群の足元にずらして攻撃した。大群は怯んで立ち止まるものと前に進もうとするものとでゴチャ混ぜになり、軽い将棋倒し見たいになった。そこへストライカーは高く飛び上がり上空からビームマシンガンを大群に向かって撃ち降ろしたあと、ビームソードに持ち替えて大群の真ん中に飛び込んでいった。一体のグルドを踏み付けて着地した後、3体のグルドが同時に突進を仕掛けてきたが居合い切りの型で敵を一刀両断にした。素早くスライドすると今度は後ろからハサミを振り降ろそうとする敵を裏拳の要領で真っ二つにした。その後また高く飛び上がり刃を下に向け、敵を頭上から串刺しにした。ソードを引き抜いて5体の敵を一掃した……続く

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