ボロッ?
喜斗「まぁ良いや、ヱル質問が有るんだけど?」
ヱル「何?」
喜斗「夕方契約したよね、あれ、何?」
ヱル「…怒らないです?」
喜斗「あぁ。」
ヱル「あの契約は、悪魔を五体倒す手伝いをする代わりに願いを一つ叶えると言う契約です?」
喜斗「じゃあ、母さんを助けてくれって、願いも叶える事も…」
ヱル「出来ましたですよ。」
喜斗「おい?なら何で、そっちを叶えなかった。」
ヱル「だって(ここで死ぬ訳にはいかない)って、先に言ったのはそっちですよ。」
喜斗「そうだけど…じゃあ、もう一つ質問さっき自分は、天使じゃ無い、って言ったよねあれ、どうゆう事?」
ヱル「あれは、ちょっと訳ありで今天使じゃ無いんです…」
喜斗「?」
ヱル「まぁ悪魔を五体倒せば天界に戻って天使に戻れるんですけど…」
喜斗「それ放棄したらどうなるんだ?」
ヱル「死ぬです。」
喜斗「はい?」
ヱル「あれは先払い契約何で、契約破棄すれば夕方のあの時間に戻って私に出会わないで死ぬ事になるです。」
喜斗「ふ〜ん…じゃあ、悪魔を倒せなかったら?」
ヱル「それも、死ぬです。」
喜斗「はいっ?」
ヱル「契約期間は一年って決まってるです、一年以内に目標を達成出来ない場合も、契約破棄と同じく時間が戻って死ぬです。」
喜斗「…平気、平気所で何で俺だったんだ?」
ヱル「普通の人は信じないし、そんな割に合わない契約はしないです。」
喜斗「でも普通の人は時間が逆戻りするだけだろ?」
ヱル「あなただから、ですよ?」
喜斗「普通の人はどうなるんだ?」
ヱル「普通の人は時間が逆戻りするって言うよりも死ぬ直前に送られるです?」
喜斗「最後にもう一つ質問だけど、どうやって家に来た?」
ヱル「契約した瞬間に、あなた東谷喜斗君の全情報が、送られたんです。」
喜斗「それ、プライバシー侵害だろ、って言うかそれ俺に得な事、命が助かった以外ないのでしょ?」
ヱル「全データが送られたって、言ったでしょう、何で君があんな所に行ったのか…もわかってる訳だから、不死病治草を探してるんですよね?」
喜斗「そうだけど。」
ヱル「さっきは、アレが捜してる者だって気付か無かったけど、確か天界に不死病治草なら一杯生えてたです?イコール私が天使に戻れば全て丸く収まるです?。」