男の子の返事にビックリした沙李は思わずこう口ずさんだ
「大丈夫だよ。怖がらないから、私はアナタと友達になりたい。」と沙李が言うと
男の子は顔を輝かせこう言った
「ありがとう!俺の名前は大地。アンタは?」と
沙李も思わず笑顔になりながら
「私は沙李。よろしくね」と二人は自己紹介をした。
━大地と出会って二週間がたった日の事です。
いつものように学校に行くと大地の姿が見当たらないのです。
沙李はあたりを見回してみたけど何処にも大地の姿は見られません。
━そうして大地の姿が見られなくなって早一ヶ月がたちました。
その間に沙李は幽霊だと知っていながら大地の事がものすごく好きだという
自分の気持ちに気づきました。
そんなある日沙李の家に手紙が届きました。
宛名は・・・・宮崎大地・・・・・
急いで中を見てみると
「 俺の大切な人 沙李
急にいなくなってごめん
俺はぶっきらぼうで沙李にはいつも迷惑をかけてばかりだった。
でも俺は死んでてても沙李が大好きです。
俺がいなくなっても俺の事忘れないで下さい。
沙李I*LOVEYOU
いつもそばにいるからね大地 」
沙李の瞳から涙がこぼれ落ちた
これはあとから知ったことなのですが
大地から手紙が届いた日は
大地の一年目の命日の日だったそうです。
沙李があれからどうしているかと言うと
大地から手紙が届いた日には毎年
大地と出会った場所にいっているそうです。