2番目-23

 2011-06-02投稿
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シラケる。


バスに乗ってから、カジは何も言わない。バスを降りても何も言わない。
バス亭で…

「カジ?話ってなに??」


「えっと…」


「早く言ってよ!」


私も早く話したいんだから!


「ユズ、俺と別れない?」


え!?

何で!?


「昨日カズがさ、ユズが好きだって言ってたし、ユズもカズが好きだから丁度いいだろ?」


やだ…。


「ユズだって、俺と付き合うのは嫌だろ?」


嫌じゃないよ…。


「俺、ユズと付き合えてスゲー楽しかった。さんきゅ。」


私は言葉が出てこない…。


「それじゃ、カズとお幸せに。」



カジはダッシュで逃げてく。


「待ってよ!カジー!」


私はカジを追いかける。


追いつかない。


「カジーー!!」



嫌だよ…。


カジ、行かないでよ…。




「キャッ!!」


私は転んだ。



膝から血が出たみたいだ。


暗くて良く見えない。


痛いよ…。



「大丈夫?」

声がした。


カジだ。


「カジ!!」



何故か、涙が出てきた。



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