「オノ使いの少女?」
ゼガは相当怖い人を想像した。
「今は…どのあたりに?」
「ナギサの森で、訓練中じゃ。」
このおっさん、初めて『じゃ。』と言った!ゼガはやっとおじいさんキャラになったパオルに感動した。
…こんなことは忘れといて、
「分かりました…。」
と軽くお辞儀をして、パオルと別れた。
ナギサの森は、どこなのか。パウルに…いや、パオル…?
どっちだっけ。あっ、パウルだと、けっこう前に死んだあの某予想で伝説になったタコと同じ名前になってしまうなあ。
とりあえず、町の人に聞いてみよう。
「すいません。」
「はい、何でしょう。」
若い青年のようだ。名前は別につけなくていいだろう。
「ナギサの森って…どこですか?」
「ここからだと…あの山の方に向かって歩いていく途中にあるよ。」
何ていう分かりづらい説明だ。
読者からしてみれば、あの山ってどの山だ?と思っただろう。
ギブミー固有名詞!と叫んで良いですよ!今は。
あっ、読者の声が聞こえたみたい。
「だから、ウ○コ山へ向かう途中に、ナギサの森がありますよ。あまり言いたくないんですよ。この山の名前…。」
ど下ネタ来たー
ゼガはファンタジーあるまじき山の名前に大爆笑だった。