私、今まで、お【日】様がニコニコ輝いている下、【幸】せに暮らしておりました。
巷では、【辛】に【一】が加わると【幸】になると言われておりますが、どうやら私の場合は反対のようなのです。と言うのも、実はお天道様に【一】を奪われ【幸】から【辛】になってしまったのでありました。
そんな事情もあって、私もお天道様のことを恨んで睨みつけておりますと、知らぬ間に【日】から【目】へと姿を変えておりました。
きっと、お天道様は私の辛さを見守ってくれているのでありましょうし、暢気に日の光に浴びながら幸せ気分に浸っていないで、じっと現実を見る目を持つようにと、私の【幸】から【一】を奪い去ったのであります。