それから数日後。
私は屋上にいた。自殺するためじゃない。この場所は私にとって勇気を与えてくれる場所だ。
あっ…川霜くんだ。今、登校してきたんだ。遅いなぁ〜もう昼だぞ?
私も教室に戻ろう。
教室の入り口で川霜くんが立っていた。
「ねぇ、何やってんの?」川霜くんの顔を覗き込むように見てみた。
すると……川霜くんは女子達を睨み付けてた。
その目線の先には……私の机があったー…。
机には『死ね』『もう学校に来るな』『聖也を私達から奪うな』そう書いてあった。
泣きたい……私は川霜くんにこう言った。
「…みんなと仲良くしたいなんて私には無理だったんだ」
私は目的もなく走り出したー…。