高校受験を控えた私は
毎日塾に通い、
ユウマは毎日塾まで
自転車で迎え来てくれた
素っ気なさそうで
笑うときは笑って
いつも私の話を
微笑んで聞いてくれた
好きなんて
真剣に言われたこと
なかったけど
一緒にいてくれた
毎日毎日
塾が終わって
まっすぐ家には
帰らず、夜中まで
お決まりの場所で
話してた
ただそれだけ
まだ中3
一生一緒なんて
思っていなかった
ただ単純に
ユウマしか見えてなくて
世界中の男より
ユウマが世界で一番
大好きだった