恋心・・第12話「男友達」

ナツキ  2006-09-12投稿
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何が悲しかったのか
自分でもよく分からなかった。

ただ、不安な気持ちを
掻き消すように
笑っていたぁたしに
気づいてくれた事が
嬉しかったんだ・・・



10分程たち、鏡で目が腫れていないかを見て、千秋と部屋へと戻った。千秋は部屋までずっと無言だったけど、不思議と穂茅は安心して笑っていた。

カラオケを終え、外に出ると空はもう明るくなっていた。弘毅は葉月を家まで送るから、強制的に千秋が穂茅を送る事になった。

「家どこらへん??」
「○○○町やで!徒歩・・20分弱かな??」
「ん〜分かった」
「なぁ千秋♪アド交換しよか??♪」
「別にいいけど」
「携帯かして!!」

穂茅は千秋から携帯を受取り、自分の携帯に千秋のアドレスを打ち込んだ。それからは、学校の話しなどをしながら家まで歩いた。

「わざわざありがとうな♪」
「別にええよ」
「気をつけて帰りや♪」
「おぉ」

千秋に手を振り、家の玄関を開けた。

「穂茅っ!!」

千秋に初めて名前を呼ばれて穂茅は驚き振り返った。

「またウジウジ悩むぐらいならメールして来い」
「えっ??」
「話しぐらいならしゃ〜ないし聞いたるわ」
「・・・うん♪」

千秋は手を振り帰って行った。穂茅はゆっくりと3階にあがり、服を着替えてベットに倒れ込んだ。携帯を開きゆっくりとメールを作成した。

宛先:千秋
件名:穂茅
本文:千秋今日はありがとう。千秋のおかげで沈んでた気持ちもなくなった☆千秋の話しも聞くからメールしてや♪ちなみに番号は090-***-****やし♪ぢゃあ、気をつけて帰ってな。おやすみ(*ρω`)oO


穂茅は携帯を閉じてゆっくりと目を閉じた。



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