学校に着くと3階にあがる。
俺の通っていた中学は3階が1年で
2階が2年
1階が3年のクラスだ。
3階にあがりA組に入ると懐かしい顔ぶれがいっせいに俺の方を見る。
俺の中学は近くの2つの小学校の生徒が一緒に通う所だった。
まわりは違う小学校の子の事はほとんど知らない奴ばかりわかっているのは2周目の世界にいる俺だけだと思っていた。
しかしそうではなかった。
俺は小学校の時に仲の良かった友達に挨拶をする。
俺『おはよ〜』
友人A、B、C『おはよ〜』
そして中学3年間ずっと同じクラスにいた奴にも話しかける。
そいつの名前は藤井潤
最初はとても静かな子で馴染めないかな?と思っていたが話していくうちに口数も増えるようになり面白い奴だった。
俺『おはよ〜藤井くん』
潤『春斗おはよ〜』
ん?
今春斗と言ったか?
こいつは俺と仲良くなってから名前で呼ぶ様になった奴だ…
俺『あ〜名前覚えててくれたんだ?潤くんだよね?俺の名字は覚えてる?』
潤『もちろん覚えてるよ布川でしょ?』
漢字ではわからないかも知れないが俺の名字は布川と書いてぬのかわと読む…
普通はふかわと読むだろう1回目で読めた奴は今まで1人もいなかった…
しかも潤は1周目の世界ではふかわと読んだ後に謝っていたのを覚えてる。
とりあえずその場はやり過ごし後で非常階段に呼び出してみたら潤も2周目の住人だった。
まさか他にも2周目の住人がいるのではないだろうか…
続く