私は、待ち合わせの車の助手席の窓をノックした
運転席には、見覚えのある男
「ごめんね、待ったよね?」
「いいよ、お疲れ、まっ乗ったら?暑いし」
「そうだね、お邪魔しま〜す」
私は、そう言って助手席に乗った。
今日で、会うのは3回目…明るい所で見るのは初めてだった…
まぁ、顔は悪くない方かな…なんて考えてたら、話しかけられた
「どこに行く?行きたい所ある?」
「お任せでいいよ。」
「じゃ、いつも行く居酒屋でいい?」
「うん、いいよ〜」
他愛のない話しをしながら、車は20分くらい走って着いた。
店内から賑やかな店員の声がした
「いらっしゃいませ〜!お二人様ですね、カウンターどうぞ」
私は、ヒロシとカウンターに座った
カウンター内から声がした
「こんばんは、あっ彼女さんですか?」
私は、えっ!冗談じゃないよ(笑)なんて思ってたら、横のヒロシは
「そうなれば、いいかなって思ってる子」
そんな事を言い出した…私は、隣で愛想笑いするしかなかった
それから、ビールで乾杯をした
「乾杯〜仕事、お疲れ」
「頂きま〜す」
それから、2時間くらい飲んで、食べて店を出た…