俺はね、小学校での仕事もだいぶ慣れて、来年は1年生のクラスを受け持つねん。
それと、すみれ園の復活にむけて今徐々に動きだしてる。落ち着いたら、今の仕事も辞めてすみれ園に専念するつもりやけど、まあいつになることやら…でも波音も頑張ってるし、強力な助っ人がおんねん――
――とあるカフェ
波「遅いな〜」
猛「まだ学校なんだよ、多分」
入口を何度も確認する波音
そして――
波「あ!」
猛「え?」
「はーちゃん!タケちゃん!」
猛が振り返るとたった今入ってきた学ラン姿の少年が2人に向かって手を振っていた
猛「勇斗!!」
「久しぶりやな」
勇斗は2人の向かい側に嬉しそうに座った
波「うわーすっかり大きくなっちゃって」
勇「やめてや、そういうの恥ずいって。ところで話って?」
波「手伝ってほしいねん」
勇「手伝い…もしかして!」
猛「そろそろすみれ園復活にむけて動きだそうと思って」
勇「ほんまに?!」
猛「うん。それでお前に手伝ってほしいねん」
波「あんたはすみれ園すごい好きやったしさ」
勇「うん!俺、手伝うよ!…あ…もう一人助っ人呼んでもいい?」
波「もう一人?」
勇「晴香!あいつも好きやったからさ、すみれ園」