次の日自分の席につき昨日見た通り机を見てみる…
剛も沙耶も机に特に異変はなかった様だ。
ん〜?
これまでのは何だったんだろ?
と思いながら普通に授業を受け放課後になるとき地震がきた。
皆机の下に潜り込む…
その時白いビニールテープが机の下に貼ってあった。
そこにはこのテープを持って19時に学校の非常階段に来る様にと書いてあった。
剛と潤と沙耶の方を見ると2人も見つけたらしい。
HRも終わり部活を終わらせ1回家に帰りまた学校に向かった。
そこにはトランシーバーが置いてあった。
俺たちはそのトランシーバーを手に取る。
するとトランシーバーから
『非常階段を登り4階まで来る様にと連絡があった。』
4階にあがるとそこにはマジックと懐中電灯が置いてあった。
するとまたトランシーバーから連絡があった。
『そのマジックを使って持ってきたテープに自分のクラスと名前を書いて壁に貼る様に。』
俺たち5人はテープに名前を書いた。
そして壁に貼るときにトランシーバーから
『ちゃんとにマジックが乾いてから貼ってね』
と連絡があった。
そうしないと証拠が残るからと。
俺たちはマジックが乾くのを待ってそれを壁に張り付けた。
すると剛が
『さっきの声の主知りたくねぇ?』
と言い出した。
確かに…
なんか踊らされてるみたいで気分が悪い。
だから俺たちは1回家に帰ってそれからまたここに戻る事にした。
しかし俺の家は他の皆より遠い。
なので途中で引き返した。
もともと俺の家の方には人があまり通らない。誰かがつけてきているならすぐにわかる。
今まで誰もつけて来ていなかったのでちょうど真ん中あたりで引き返した。
やはり1番最初についたのは俺だった。
いきなり階段に近づいたら声の主にバレるかも知れないので階段を見れる所に身を隠した。
すると剛も同じ場所に来たやはり考えることは同じらしい。
そしてついに階段に人影があらわれた。
俺と剛と他の他の4人が階段に歩みよるとそこには3年の先輩がいた。
しかし顔は見たことはあるが名前までは知らないといった感じのパッとしない先輩がいた。
先輩は
『あぁぁ…もう顔を見せるのは早いよ…。』
とバツが悪そうな顔をしていた。
『バレたなら仕方ない…
俺たちはこの学校を裏から盛り上げていこうとしている軍団で今年はメンバーが全員卒業するから募集したんだ。
詳しいことはまた今度他のメンバーと一緒に伝えるよ。』
と言われた。
俺たちは連絡を待ちながら学校生活を楽しんでいた。
続く