第零話 広告塔はお化け
三急佰貨店東都店、林光江はエレベーターの到着を待っていた。
エレベーターが到着し、ドアが開く。
「上に参ります」
最近では数少ないエレベーターガールの声が聞こえてきた。
光江はエレベーターに乗ると、そこにはお化けのエレベーターガールがいた。
エレベーターガールの制服を着た本作の主人公である和行ヰヒである。
「ヰヒさん!」
「光江ちゃん、いらっしゃい。何階?」
「あ、八階をお願いします」
まさかのお化けのエレベーターガールに光江は驚いていた。
因みに、ヰヒの方が光江より二つ歳上の十六歳である。(京助、影香と同い年である)
「しかし、人間の姿では無くお化けの姿でエレベーターガールとは!」
「社長がこっちの方がインパクトあるからと」
「た、確かにインパクトは有るわ・・・」
エレベーターが八階に到着し、光江は降りた。
ヰヒは光江を見送った後に交代時間となり、別のエレベーターガールと交代し、ヰヒは休憩に入った。
「しかし、いきなり恋人は背後霊のキャラクターが出てくるとは!」
「そりゃ、光江が東都在住の設定を活かさないといけないしね」
後ろから現れたのは第參最高女神白こと、吉元志乃だった。
「ほ、白様何時の間に!」
因みに、ヰヒの人間形態に変身の元凶である。
「元凶とは失礼な。文字の関係で又次回」
「では又」
第壹話に続く。