昼休みになり雅は購買に行く為に廊下を歩いていた。
「み〜やび♪」
「武(タケル)??」
雅が振り返ると少し長めの茶髪の見るからにチャラそうな男がいた。
「まだあの響って奴に付きまとってるのかよ??」
「武に関係無いじゃん」
「雅は俺の物やから」
「っ!!あんたが浮気したからぁたし達別れたんでしょっ!!ゆっこと別れたのか知らないけど、もうぁたしに関わらないでっ!!」
雅はその場から走って、購買に向かった。購買の手前で立ち止まり廊下の壁を思いきり殴った。
「ムカつく・・」
購買でパンを買い中庭に出てベンチに1人座った。
「はぁ・・」
「でかい溜め息」
雅が横を見ると響がパンを持ち、雅の隣に座った。
「何かあった??」
「えっ??何でも無いよ〜♪あえて言うなら、次はどうやって響にアタックするか考えてた♪アハハ」
雅は笑いながら響の腕に抱きついた。響はいつもなら振り払うのに、何故か黙って黙々とパンを食べていた。
「・・響??」
「ん??お前パン食べな時間無くなるぞ」
「えっ??やっばぁ〜!!」
雅はパンの袋を開けて急いで食べ始めた。