「うまいなスヨン。料理…得意?」
「うん。これが特に。ねっ?キャンプっぽいでしょ?」
「言われてみればな…。」
カレーを食べている途中、スヨンはウ○コ山について語り始めた。
「ウ○コ山には、神様がいるのよ。」
「ウ○コの神様?」
ゼガは思わず食い付いてしまった。
スヨンは笑ったが、存在を否定しないので、どうやら本当らしい。
「頂上付近になると、霧が立ちこめる時があるの。その時は会えるチャンス…。」
「そいつって、いいやつなのか?」
「そんな軽々しく『いいやつ』って言わないで。一応…神様なんだから。」
一応…神様か。
ゼガは一度会ってみたいと思った。
「じゃ、私食べたから先片付けるね。」
「おぅ。」
スヨンは、食事の片付けを始めた。
ゼガも、カレーを食べ終え、片付けを手伝った。
「い…いいよ、私やるからっ…。」
スヨンは少し照れていた。するとゼガは
「そんな照れるような仕事してねーだろ。皿といっても紙皿。捨てるだけだろうが。」
はい!ツンデレの恋を打ち壊しましたよ、こいつ。
「あーそうですか。じゃあ私がやりますよ。」
スヨンはぷんぷんして、ゴミ捨てに行った。
「じゃ、俺は先に寝てようっと。」
ゼガは、先に寝てしまった。