RIO-5

メシア 2011-08-01投稿
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「ただいまー!」

家の玄関を開ける。

「ただいまー!」

将悟君も言う。

「お帰り。あら、将悟大きくなったわね〜」

お母さんだ。

「お母さん!将悟君が兄妹てどういう事!?」

お母さんはまーまーとか言って、居間でお菓子とかを出す。

「さて、説明しますか!」

「イエーイ!」

お母さんね声に将悟君が合わせる。

「将悟のお父さんが海外に出張です。というわけで、将悟をしばらく預かります。」

「はぁ。」

「やったな李将、朝から晩まで一緒だぜ!!」

ノリノリの将悟君。
私のテンションは変わらない。

「あ!李将。」

「何?」

お母さんに呼ばれる。お母さんは紙を1枚出した。

「明日、県立高校受験ね。はい、願書。」

「はぁー!?」

意味わからない。明日!?

「李将、俺と同じ東一高だぜ。」

しかも勝手に高校決まってるし。

東ー高はこの辺じゃ一番偏差値が高い。
私は余裕だけど。

「んな、勝手すぎる!私の許可なしに。」

「あれ、転校したいんじゃないの?」

はい?
確かにそうだけど、
何でお母さんが知ってるの?

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