俺は浴槽に浸かっていた。どうしよう…どうしよう…春姫に言われた言葉が頭から抜けない…………。俺っ、春姫と付き合ってていいのかな?自分の体を見る。細身の男らしくもない身体…。
ドアが開いた。何で将悟?
「時間が持ったえないから俺も入るー」
反応するきもない。将悟は体を洗う。俺はボーッとする。チラッと将悟を見る。羨ましい身体。胸筋も腹筋もヤバい。腕や足の筋肉も。
将悟と俺の目が合う。
将悟はハッとする。
「永輔、そんなに俺のセクシーボディを見ないでくれ、エッチ!!」
確かにそんな感じの身体だけど、俺は反応する気もない。
「そんなに冷たい目で見るなよ。俺も入るから半分開けろよ。」
浴槽が狭くなる。お湯がなくなる。高校男子が二人も入ったら当たり前か。
俺と将悟は向き合う。
「裸同士で話し合いだぜ!」
何それ、意味わかんないし。
「お前の相談にのってやるからな!」
将悟は親指を立てて言う。俺はしゃべる気ないけど。