あっという間に11月の末。冬服でも少し寒い。俺は春姫にあの事を言われてからなんとなく関わるのを避けている。
毎朝、放課後も一緒だったのに今は1人。
「永輔ー!!」
後ろから頭をたたかれる。秀護と李将だ。
「一緒に帰ろ〜。」
珍しく緑岡がいない。
早退したらしい。
「ねぇ、何で彼女さんいないの?」
李将ーーーーー!!!
それを言うな!!
「きっと、複雑な事情があるんだ、聞いちゃいけないよ。」
そのとうりー秀護ーお前は超能力者かー!!!
「なるほど!!」
李将は納得してるし。
「はぁ…。」
俺はため息をつきながら秀護と李将と下校した。