放課後…
俺は保健室での事を1人で悩みたくなかった。
「秀護ー!!」
後ろから頭をたたかれる。自転車に乗った鷹博だ。鷹博は市外から自転車で通っている。
「どうした?悩みか、恋の?」
「ある意味そうかも。」
鷹博はびっくりする。
「そうか、お前も恋したのか!」
「いや、俺じゃなくて。」
「違うのかよ。」
「あのさ、」
俺は保健室の事を鷹博に話した。
「何それ?わけわからないし。」
「保健室行ったらそうだったんだよ。」
鷹博はふーんって感じの反応だ。
「どう思う?」
「どうって…聞こえたの、声だけだろ?だったら何してたかはわからないから、肯定も否定もできないだろ。」
鷹博の言うとおりだ。
「そーゆうことだ。それじゃ、お先に。」
「じゃあな。」
鷹博は自転車で走って行った。
そして、俺は今日も李将と拓郎と帰る。
まぁ、気にしなければいいかな?
多分…。