「さぁ直紀!!好きな人の名を叫ぶがいい!!」
何で叫ぶんだよ。名前聞いても知らないだろ。
つーか、こんな変人が紫音を知ってるわけないだろ。
「二人ともお疲れ〜ジュース買ってきたよ〜♪」
明秀先輩だ。
俺達はジュースを貰うことに。
そしたら顧問らしき先生がきた。つーか、中3時の担任じゃん。
「園芸部お疲れ。ってメンバー増えてるし。」
「直紀君です。」
明秀先輩は俺を勝手に紹介。
「水城!先生はお前を心配してたぞ。幼稚園からここにいてトップから一番下まで落ちたのはお前だけだからな!」
さらっと酷いこと言ってるし。
「トップクラス!?頭、良かったんだね!」
桜ノ牧と明秀先輩もさらっと言う。
「でも、直紀。何でそんなに落ちたの?10クラスもあんのに。」
紫音が転校したからなんて言えるかバーカ。
「水城はな、大好きな紫音が転校したから、勉強しなくなったんだよな。」
またさらっと言ったよ、この先生。
「恋ね!直紀君の恋ね!ウチもその気持ちわかるよ!」
分かってくれたのか、明秀先輩!
「紫音ってさーまさか、紫音李将?違うよね?」
何で、桜ノ牧が紫音を知ってんの!?