桜ノ牧に勘違いされた俺と明秀先輩。
「二人が愛しあってるなんて!!」
「桜ノ牧ー勘違いすんなー。」
先輩は直紀君お願いって感じの眼で俺を見てるし。
「五月蝿い、五月蝿い!俺は見たもんね!直紀と瑠架先輩が抱きあってるのをね!!」
抱きつかれたんだし。
つーか、コイツは焼きもちっぽい言い方だし。
「瑠架先輩が直紀をすきだなんて!!」
「バーカ、先輩は桜ノ牧が好きなんだよ。」
「ちょっと、直紀君!!」
先輩の頬が赤くなる。
「え…瑠架先輩、本当?」
桜ノ牧の頬も赤くなる。マジかよ、両想いかよ。
「瑠架先輩、俺は先輩が大好きですっ!!」
「ウチも将悟大好きー!!」
あっさりと、ハッピーエンド。抱きついて、キスしてるし。うわぁ…俺、いるのに。
「んじゃ、お幸せに。俺は帰る。」
「ストップ〜。」
先輩に止められる。
「将悟、」
「なあに?」
「直紀君を妹さんに会わせてあげて。」
「やだ。」
「将悟、嫌い。」
「もちろん、OKさ!!直紀は俺の弟みたいなもんだからね!!」
俺はいつ桜ノ牧の弟になったんだ?つーか、あっさりすぎだし…。今まで何だったんだよ。
さすが明秀先輩。
まぁ、ラッキー。