RIO-43

メシア 2011-08-12投稿
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「李将ー。」

「何?」

俺は李将の部屋に入る。李将はドライヤーで髪を乾かしている。李将はドライヤーのスイッチを切った。

「直紀に会いたい?」

「直紀って誰?」

ギャハハハ!!存在もないじゃん、ザマーミロ!!直紀の乙!!!

「直紀?直紀?」

李将は直紀を考える。

「ん〜直紀…?フルネームは?」

「水城直紀。」

李将の表情が一気に変わった。

「水城君!?」

あれ、知ってた?てか、何でそんなに表情が明るくなるの?

「将悟君、水城君を知ってるの!?」

「うん。」

「会う、会う、会いたいっ!!」

え…会いたいなの?

「そんなに会いたい?」

「うん!!」

李将のテンションが上がる。

「李将にとって、直紀ってどんなやつなの?」

「かっこよくて、優しいひと!!」

「俺と直紀、どっちがカッコいい?」

「水城君!!」

ガーン!!!
俺、負けた。

「李将さ、直紀が好きなの?」

「ん〜分かんない!!でも、会いたい!」

絶対好きだろ。直紀が!!

「明日、会えるけど大丈夫?部活とか?」

「サボる!!」

明日は日曜日。
俺と瑠架先輩と李将と直紀で出掛けることに…。



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