当日。
李将はいつもどうりの私服だ。
集合場所は駅。
行くと、直紀が来ていた。
「ヤッホー直紀。」
「水城君、久しぶり。」
「紫音!久しぶり…。」
おやおや、直紀君。いつもと違ってワックスで髪をたててかっこつけちゃって!!
李将は直紀をじーっと見る。直紀は顔を赤くして李将から目を反らす。
「いつの間に髪がツンツンになったの?」
「えーっと、最近かな?」
李将の質問に答える直紀。っておい!なんだよ、最近って!!
「みんな〜!」
瑠架先輩だ!!超可愛い!!
「んじゃ、皆揃ったから四人でどこ行く?」
って俺が言ったら瑠架先輩に止められる。
「将悟、二人でしょ。」
「はい、先輩!!」
俺は何を答えてんだー!
李将が直紀と二人になっちゃうじゃないか!!
瑠架先輩は直紀にブイサインをしている。
「んじゃ、紫音、行こうか。」
「うん!」
李将が遠くなっていく…。