「はあいっ!着きましたぁ〜♪」
「ここは…?」
「ここはぁ、アンドロイドコーナーでぇっす☆」
「あ…あんど…?」
「『アンドロイド』ですぅ〜!まあ、ロボットですよぉ!」
「ロボット…?」
「はあい!ペット型や、人型などが在りますが、どれがイイですかぁ??」
「いや…どれって言われても…」
「人型の方がイイですよねぇ…。あ、これなんてどうですかぁ〜?『友達型アンドロイド』!!」
「友達はいますっ!!」
「えぇ〜、じゃあ『親型アンドロイド』はどうですかぁ?」
「結構です!!」
「えぇ〜!」
(『えぇ〜!』って…)
キョロッ
周りは、透明のケースに入った『アンドロイド』だらけ…。
「ん…?」
一人(?)のアンドロイドが私の目に留まった。
「ど〜されましたぁ? あぁ〜。それは『メイド型アンドロイド』ですよぉ〜。相当古いですケド…。」
「『メイド型アンドロイド』…。」
-ポロッ-
そのアンドロイドの目から涙がこぼれ落ちた。
「えっ!?」
私は慌て目を擦る。
「ど〜されましたぁ??」
「いや…このアンドロイドの目から涙が…」
「そんなぁ〜!!」
「いや、でも……!」
「わかったぁ!その子が気に入ったんですねぇ!」
「え…いや…そうじゃなくて…」
「わかりましたぁ♪ではぁ、お買い上げありがとうございましたぁ〜☆」
「ちょ…!」
「ちょっと!……!?」
そこは、いつものベットの上だった。
「変な夢………」
私は頭を掻いた。
「やっと、御起きになりましたか…」
ヒョコッと女の子の頭が出てきた。
「うわあぁっ!?」
「そんな驚かないで下さい。」
「な…ななな…!」
(ん…?なんかこの子…見覚えが…)
「あぁーー!!まさか、あなた……!」