桜 「隼人以外好きになれないよ…」
隼人 「…」
桜 「隼人は…姫歌ちゃんの事どう思ってるの?」
隼人 「別にどうとも思ってねぇよ」
桜 「好きじゃ…ないんだよね?」
隼人 「当たり前だろ?」
桜 「そっか…よかった」
隼人 「お前…ずっと俺がアイツの事好きだと思ってたわけ?」
桜 「…少しだけね」
隼人 「それで嫉妬してたのか?」
桜 「…うん」
すると隼人は私の両のほっぺたをつまんでつねる。
桜 「い…痛いよ…」
隼人 「俺も桜以外好きになれねぇ」
そして隼人が私の額にキスをした。
隼人 「俺以外の男に色目使うなよ?」
桜 「うん!」
放課後。
隼人 「俺、今から病院行くんだけど桜もくるか?」
桜 「うん行く」
桜 「ところで病院に行って何するの?」
隼人 「薬もらうんだよ」
桜 「へぇ〜」
すると私の鞄の中から携帯が鳴った。
桜 「電話だ」
隼人 「そうか。じゃあ先に緒方のところに行ってんな」
桜 「うん」
携帯を開くとそこには
桜 「非通知…?」
と書いてあった。
その電話にでようと通話ボタンを押そうとしたとき
姫歌 「あっれ〜もしかして桜ちゃん?」
聞きたくない声が聞こえた。
姫歌 「なんでここにいんの?」
桜 「…隼人のつきそいで」
姫歌 「えっ!! 隼人ここにいんの!?」
なんで呼び捨てで呼んでんの?
姫歌 「後で姫歌も会いに行こ〜♪」
桜 「…」
姫歌 「それとね桜ちゃんに聞きたいことがあるのっ」
桜 「……何?」
姫歌 「なんで隼人入院してたの?」
桜 「交通事故にあったから…」
姫歌 「そうなのっ!? なんで〜?」
桜 「…私が事故にあいそうなところをかばってくれたの」
姫歌 「……ふぅ〜ん」
桜 「…それがどうしたの?」
姫歌 「えっとね、桜ちゃんは隼人と付き合ってちゃダメだな〜って思ってね♪」
天使は悪魔のような意地悪な笑みを私に向けたー…。