大人/ /子供

ゆきまる 2011-09-03投稿
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この世界にはどうしようもない溝がある

現実と夢、見えないがとても大きなそれが我々の歩みを遮ってしまう

それを知り、受け止めてしまったのはいつからだろう

どうしようもないことどうしようもないことを、達観したように諦めるようになったのはいつからだろう

夢に折り合いをつけ、現実に生きるようになったのはいったいいつからなのだろうか?

大人になるにつれ嫌でもリアリストになっていく

昔は夢に生き、夢に死んでいくことになんの疑いもなかった

子供は緩やかに大人になっていく、でも大人と子供との間にはどうしようもなく大きな溝がある

そこに架かる橋は一度しか渡ることはできない

そして、静かに子供であった証明である記憶もいつかは目まぐるしく変わる今のなかに埋没していくのだ



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