先生1「今日から一緒に勉強する拓也だ。
皆、仲良くするんだぞ。」
拓也「海老名拓也。よろしく。」
ヒソヒソ。
女子1「なんか感じ悪〜い。
だけど、ツンデレなのかな。
カッコイイ。」
女子2「ああ。そうだね。
あの子狙っちゃおうかな。」
あ〜あ。また同じだ。
まったく、うぜー。
先生1「席はな…
そうだ!雅の隣だ!
彼女は生徒会長だから、色々教えてもらうといいぞ。
じゃあ、授業を始める。」
あら。こちらに向かってくるのは転校生かしら。
拓也は雅の隣にドカッと座る。
雅「初めまして。
私、西園寺雅と申します。
仲良くしましょうね。」
拓也はめんどくさそうに
拓也「ああ。よろしく。
てかさ〜お前ってお嬢様?」
拓也の問いに雅はコクんと頷く。
雅「ええ。私は西園寺大統領の孫で、ローマ法王のひ孫ですわ。」
拓也はビクッとして
拓也「だ、大統領の孫…
ローマ法王のひ孫…
どんだけなんだよ!」
先生1「授業終わり!」
拓也「へ?聞いてなかった。」
そんな拓也に雅はクスッと笑った。
雅「拓也さんて面白い方ですね。
では、私は生徒会室に行きますので。
なにか困った事があるなら、いつでも、来て下さいね。
あなたの態度しだいで、生徒会に入ること
も考えてあげますわ。
では、ご機嫌よう。」
そう言うなり雅は生徒室に消えていった。
拓也「西園寺雅って面白い奴。
ん?な!
おい!西園寺!危ない!」
続く