拓也「くそっ!」
なんで、俺はこんなに悔しがってんだ?
別にあいつの事、好き…でもないのに…
そして、俺はずっと学園にいる間保健室にいた。
ある日、保健室の先生が拓也に言った。
保健「拓也君!歩いてごらん!」
俺は言われた通りに歩いてみた。
拓也「嘘だろ…
治った!」
保健室の先生は笑顔で喜んだ。
保健「良かったわね〜
じゃあ、教室に戻りなさい。」
ああ、そうだった。
これで、西園寺を助けられる。
拓也は急いで、教室に戻った。
ガラッ!
拓也「先生!
治ったぜ!」
先生はそうか!と言って、拓也を席に座らせた。
拓也は急いで教室に雅がいないか探した。
すると、隣からポンポンと、拓也の肩を叩いた。
雅「拓也さん。
どうしました?
早く授業を受けなければ頭が良くなりませんわよ。
ふふふ。」
拓也は驚いた顔をした。
拓也「無事…だったのか?」
雅は不思議そうな顔をしたが、最後にお嬢様とは思えない笑みを浮かべた。
そして、拓也の耳元でささやいた。
雅「ああ。
大丈夫だ。
私を誰だと思っている?
フッ。」