シャドーオプス3

ハバネロペッパー 2011-09-18投稿
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僕が日本の惨事を知ったのは、アフガンのとあるエリアだった。

僕は単身でのテロリスト追跡任務の準備をしている最中だった。

ティームメイトのジェイクが急ぎ知らせに来てくれたのだ。
「JJ!日本が大変だぞ!」

因みに僕はJJと呼ばれている。

本名は日本人そのものだが、僕の部隊は米軍の中でも秘匿性の最も高い部隊で、任務のほぼ全てが極秘扱いとなる。

故に、隊員達もニックネームで呼び合う。

JJの由来は…いつか機会があったらまたその時に。

その映像の衝撃は言葉に出来ない程だった。
東北の知人達の顔が次々に浮かんだ。

日本に行きたい!
けれど、それは許されない。

本来なら任務前は家族へのコンタクトは許可されないが、特別な計らいで、フィアンセの優希に電話する事が許された。

任せて。

その優希の言葉に勇気づけられて、僕は任務遂行の為に出発した。

僕達シールデベロップメントグループ…通称デブグルは海兵隊や陸軍と違って、基本的に集団での任務は少ない。

その時も僕はひとりだった。

それに、海兵隊はマッチョないかにも!な感じだけれど、シール隊員は違う。

どちらかと言えば目立たない事が重要になる。

例えれば、スポーツマンのビジネスマンの様なタイプや、アーティスト風やら…

ちょっと古いけど、映画ランボーの様なタイプはいない。

ただ、脱いだら凄い…のは確かだけど。
僕は常に違和感を抱えて生きている。

それは、アメリカという国家とアメリカ人の思考回路だ。

僕自身、アメリカ軍人だから勿論アメリカへの忠誠心はとても強い。けれど、日本生まれの日本人だからなのか、感じ方や考え方に違和感を覚える。


多分、日本の人々もまだ記憶にあると思うけれど、あのウサマ・ビンラディンが、我々デブグルのあるティームによって暗殺された。

そのニュースは世界…とりわけアメリカ国民を震撼させ、歓喜させた。

ヤッタ!ついにラディンをヤッタゾ!
9・11の仇をうったぞ!

わからないではない その気持ちは

ただ、またテロは必ず激しくなる

あるアメリカ国民はこう叫んでいた。

テロの終焉だ〜!

違う

更にカオスになる

更に糸はもつれる



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