「ウマーーーッ!!!」
クレープを食べて、第一声を出したのは、朋美だった。
「ホントだ!!」
「美味しいですね。」
クレープを食べながら、いろんな話をした。
内容は結構くだらない事だったけど、今の私にとっては涙が出るほど楽しかった。
「……でさぁ〜、もうやんなっちゃうっ!
…て、いうかさぁ…」
「ん〜…何?」
「由佳の後ろにいる人…誰??」
「え…?」
私は後ろを向いた。
ガタッ
「な…!!!」
私は思わず座っていた椅子を倒してしまった。
・・
だって、後ろにあのミオが立っていたから。
「ななな、なんでここに…!?」
「ご主人様のお帰りが遅かったので、お迎えに…」
「「ご、ご主人様!?」」
ああぁぁぁっ!!二人とも超引いてる!?
「あ、あのね…違うの!
えぇっと…」
(ここでミオが夢見屋で買ったアンドロイドなんて言ったら…
『はあ!?夢見屋ぁ!?アンドロイドぉ!?
何言ってんの?』
『由佳ちゃん…病院へ行きましょう!』
……ダ、ダメだ!そんな事言ったら私が変な人だと思われてしまう…!!
こうなったら…)
「こ…この人、ウチに居候しているミオさん…」
うんっ!嘘は言ってないよね? 一応、居候…
「イソウロウ…?
私は由佳様のメイド、もごっ…」
私は慌ててミオの口を手で塞いだ。
「えっと、ミオさんはメイド喫茶で働いているんですよねぇ〜!」
「今は話を合わせて!」
私はミオに小声で命令する。
「ミオさんはウチらより一つ年上でミオさんもお金で困ってて、倒れてたトコを私が助けて…一緒に住んでいると言うか…」
わあぁぁぁっ!!なんかどんどん話が大事に〜!(パニクり中)
どうしよう…バレるんじゃ…?
「ふぅ〜ん…だからメイド服なのか…」
「大変なんですねぇ…」
セーフッ!!
二人とも信じてる!
「じゃ、じゃあ…ウチらはこれで…」
「うん、じゃあねっ!」
「また明日!」
「何とかごまかせたね…」
「あの、今の方々は…?」
「あ〜、朋美と百花。私の友達だよ。」
「友達…」