トモダチ

トマ仔  2006-09-13投稿
閲覧数[492] 良い投票[0] 悪い投票[0]

中学生の頃からずっと君に片想いしてた。

頑張って勉強して君と同じ高校にも合格した。


朝からどしゃぶりなのに、私は傘を忘れた。

「ホラ。俺の傘ん中入れてやるよ」

そう言って傘を差し出した君に、私の気持ちは届いてる?

あまりにも鈍感な君に 「好き。」
ふと言ってしまった。


真っ赤になる私を横目で見ながら



「俺とお前は友達やろ。」


「友達」と言う言葉が耳に響いた。
私の胸は締め付けられた。


私は笑いながら誤魔化してすぐ傘を飛び出し走り出す。


そうだよ。
私とアイツはトモダチ。


ポタ…


頬をつたって落ちた涙は、君の事が好きだった何よりの証拠。



君にとって私は友達。

私にとって君は、初恋の人。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 トマ仔 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ