Triangle(1)

もも 2011-09-23投稿
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美緒「おはよーっ」

私は教室のドアを開けた。
絵梨香「あ、美緒おはよう〜」

絵梨香は中学生からの親友。1、2、3年全部クラスが同じですごい仲良しなんだ〜。

美緒「あー、暑いっ」

私は手をパタパタし席に着いた。

絵梨香とは席も前後でもはや運命、だと思う。

絵梨香「大丈夫?マネって意外と大変でしょ〜」

前の席の絵梨香が振り向き、心配そうに聞いてきた。
美緒「んー、大変だけど楽しいよっ?龍もしょーたもいるし」

絵梨香「そ?ならいいけどさ…てか!龍輝先輩の話はしないっ!」

美緒「あ。そーだった!やばー…」

龍はバカみたいにモテる。…確かにかっこいいけど、私は兄妹みたいなもんだからなー…

…だから、一緒にいる私が話すと女子の視線が怖いわけ。

絵梨香「ちょっとは気にしなよー?もう!ヒヤヒヤしたじゃんっ」

美緒「うん、ごめんー。あ!今日お弁当屋上で食べないっ?」

絵梨香「屋上?…いいけど、なんで?」

美緒「あのね、りゅ…じゃなくて、しょーた達とお昼食べるんだけど」

絵梨香「ええっ!?私がそこに行くの?!てか、いいの!?」

…そんなに驚かなくても。
美緒「う、うん。絵梨香いた方が楽しいしー」

絵梨香「絶対行く!!」

美緒「あは、よかった〜じゃあ決まりね?」

絵梨香「うん!!ありがと!」

絵梨香は満面の笑みを浮かべた。
そんなに嬉しいんだぁー…
美緒「絵梨香可愛いっ」

私は思わず抱きついた。

絵梨香「えー?可愛くないし〜」

美緒「可愛いもんっ!あははっ、何そのツンデレキャラー」

翔太「レーズ」

美緒「…わっ、しょーた!」

絵梨香「レズじゃねーしぃ、友情だし!」

美緒「そーだよぉ!…てゆーか、どうしたのっ?」

翔太「んっと、現国の教科書貸してくんねーっ?」

美緒「へっ?…あー、うん。いいよー」

しょーたは1組…私の隣のクラス。
よく、遊びに来てるし体育も一緒。

翔太「ありがと!…じゃなー!」

美緒「ばいばいっ」

絵梨香「…佐々木も幼なじみだよね?」

美緒「うん、そーだよ〜どしてっ?」

絵梨香「いやー、あんまりイケメンじゃないからさー残念だよねー」

………

美緒「面食いだなぁ〜絵梨香はっ」

絵梨香「…え?うん、まーねー」

ーーーお昼

美緒「んーっ、授業終わったぁー」

絵梨香「ねー、だるかったぁっ」

美緒「絵梨香寝てたくせに〜」

絵梨香「まーね!…あ!!早く屋上行こ!!」

美緒「えっ、うん!」

そして私達は屋上に向かったーー






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