「ここです。」
「ありがとうございます。」
「ありがとうなんて…。」
サンは、少し照れていた。
「これ、お礼のクッキーです。味は、保証出来ませんが、ところでお名前はなんというのですか?」
「サンです。16歳です。ヨロシク!」
「そんなに、緊張しなくても、私はスカイト。後、私も16歳。最近、引っ越して来たところなんだ〜。友達第1号ダネ☆」
「第1号って、私ロボットじぁない。」
「えっ、そういう事じゃ無いんだけど…。」
「えっ、そうなの?」
「サンちゃんは、なんでも思った事言っちゃうんだね。」
「だから、周りの人から嫌われてる。」
サンは、言った後に気付いた。ヤバイ事言ってしまった事に…。
また、嫌われるとサンは思った。
でも、スカイトはニッコリ笑って
「たとえそうでも、私は貴方の事好きになったよ!そういう貴方が羨ましい私は…。」
少し間があいた。
サンの頭の中はグルグルになっていた。
スカイトは用事を思い出したらしく、こう言った。
「私もう行かなきゃ。仕事があるの。あそこの奥にあるケーキ屋さんで、働いてるんだけど、良かったら来てね。」
「うん。」
これが、二人の出会いだった。
種をまき終わるとスカイトの元には五人ぐらいの天使が、やって来た。
天使一人一人に不思議な力があり例えば、動物と話せる天使 占いが得意な天使と様々である。
特にスカイトは料理の力が特に強いので、料理上手だと評判だったまた、凄く性格がいいので、ちょっとした人気者だった。
一人の天使がこう言った。
「今日、スカイトの家に行っていい?また、あのパイが食べたいの。材料持っていくからさぁー。」
「あのパイか〜。少し時間かかるけど、大丈夫だよ。 」
「じぁ、私も行く。」「じぁ、私も。」
「じぁ、私も。」
結局、五人ともスカイトの家に行く事になった。また、スカイトの家でお茶までする事になった。
しかし、家にはサンがスカイトの家でクッキーを一人で、食べ始めていた。