サンは、次の日ナナに謝った。
サンは、その日から相手の事を考えて少しずつだけど、話した。
スカイトは、その事を凄く喜んでいた。
サンには、新しい友達出来た。大天使のところで働いてるミレアという女の子だ。
「サン〜。スカイト〜。来たよ〜。」
ミレアは、サンとスカイトが働いてるケーキ屋に来た。
スカイトのすすめで、サンも最近働きだしたのだ。
「今日は、どのケーキにする?」
サンが聞いた。
すると、ミレアは真剣な顔をしてサンの耳元で小さな声で言った。
「大天使のジェーン様が、ケーキが食べたいって、言い出して…。味には厳しいお方だから、頼むならここしかないと思って…。」
すると、サンは
「え〜〜〜〜〜。本当?」
と、大きな声で言った。
「声が大きいよ。サン!」
スカイトが、ケーキ作りが一段落したらしく、紅茶とティーカップを持ってきた。
「休憩の時間?」
サンが聞いた。
スカイトは、
「サンは、まだだよ!ところで、ミレアちゃん。私にも教えてくれない?」
しばらくの間、二人はずっと話していた。ケーキのアイデアを出しあっているようだ。
二十分後、スカイトはいくつかのケーキを作り、箱に入れてミレアに渡した。
「二人も一緒にジェーン様の所へ行かない?」
「行ってみたい…。」二人は答えた。わくわくした気持ちと、緊張が混じった。
大天使が住む、お城に着いた。
「いつ見てもすごいなぁ〜。」
スカイトは言った。
真珠のような輝きをした白いお城は、皆の憧れだった。
しかも、今日は滅多に普通の天使が入れないお城に入れるのだ。
しばらく間、三人は門の前で待っていた。
「じぁ、行こうか。」
ミレアは言った。