陸波「…まぢごめんね？美緒チャン」
美緒「うん、大丈夫だよ。だって冗談なんでしょー？」
陸波「うん…」
ガチャリッ
部室のドアが開いた。
翔太「…お待たせ、ってあれ？」
しょーたは部室に入り首を傾げた。
翔太「加藤兄妹じゃん」
恋華「…こんにちはっ」
陸波「お、翔太クーン」
美緒「しょーた……」
翔太「んっ？あ、待ったよな〜ごめんなっ」
美緒「…ううん、平気だよ…」
陸波「あ、じゃ！ばいばいー」
陸波くんは部室を出た。
恋華「ちょっと、お兄ちゃん！…」
翔太「んーと…なんかあった？」
しょーたは私を見つめ、そう言った。
美緒「な…にもないよ」
うわ…
私動揺しすぎ……
翔太「ほんと？」
美緒「う、うん…当たり前じゃんっ…」
私は思わずしょーたから目を逸らしてしまった。
恋華「…翔太くん、本当に何もないよ〜？ただ私がお兄ちゃんをすごい叱ってたから美緒ちゃんビックリしたんだよっ」
翔太「え、なんだそーなのっ？」
恋華「うんっ、そうだよ〜♪」
恋華ちゃん……
助けてくれたんだ……
恋華「それじゃあ、私は帰るねっ？ばいばい♪」
恋華ちゃんは可愛い笑顔で私に手を振った。
美緒「うん、じゃねっ」
翔太「よし！俺らも帰ろ〜！」
美緒「うんっ」
私達は校舎を出たーーー
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