シャドーオプス17

ハバネロペッパー 2011-10-10投稿
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「悪くない。特にJJの反応の速さは流石だな。空挺の連中狐につままれた感じじゃないか?」
バフがあっはっはと豪快に笑った。

「ああ、連中援軍探してるだろう。どこだ?どこだ?ってな」

ウィが銃のマガジンチェンジをしながらおどけながら言った。

「何点だ?JJ」
チェス先生からの質問

「はい先生。僕は95点くらいかと思います」

「よろしい。私もそう思う。よく出来たな!」

車内は大爆笑の渦になった。

こうして凄まじいストレスの解放をするのだ。

そうしなければ、いくらシールの中のシール ベスト オブ シールと呼ばれ、専門家から世界最強と呼ばれる事の多いデブグル隊員でももたない。

ま、最強なんてないけれど…

それは巷がつけたがる冠で意味が無いと僕らは考えている。
ただ、シールティームの良いところは、学ぶ事を怠らないところだ。

どうしても、我の強い特殊部隊員は排他的になり、井の中の蛙になりやすい。

英国陸軍特殊部隊SASについて、英国海兵隊特殊船艇部隊 SBSの元隊員はこう語っている。

因みに日本ではマスターキートンなどでSASが有名だか、実力ではSBSが上との評価が専門家の間では高い。

SBSは英国版シールティームといったところだ。

〔彼等SASは排他的過ぎる。自分達こそ最強だと。他の部隊はみな クソ だと。我々と作戦を共にしても、必ずといっていいほど我々とは一線を引きたがる。
なんでお前ら どぶねずみ と やらなきゃいけねーんだよ!
これが私が実際言われた言葉の一つだ。いくら同じ任務に就くのだから力を合わせようと言っても聴かなかった…伸びシロを潰してしまっている〕

こんな所が原因かは不明だが、先般のリビアのカダフィ政権打倒の折り、ある任務を帯びたSAS隊員数名が、反政府勢力側に拘束されてしまうという前代未聞のハプニングが起きた。

天下のSASがこんなヘマをして何してるんだ?
とニュースにまでなる始末だった。

謙虚に学ぶ事はある意味とても難しい

エリートと呼ばれ、数々の任務を完遂してきた特殊部隊員なら尚更だ。

けれど、人は一生完璧や完成は無いと思う。

碩学と言われる人にしても全てを知るわけがない。

漁師達の海を見極める眼や、大工の木を見極め生かす叡智

世界には知らない事だらけだ

だから楽しいし学ぶ事は永遠だ



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