「授業中の横顔が見たくて
死守した斜め後ろの席
眠そうに欠伸する君の肩に揺れる
あのカーテンになりたい
降り注ぐ光になりたい
暖かな風になりたい
そうすればあなたにフレラレルのに
同級生じゃ嫌になって
同じクラスじゃ嫌になって
席が隣じゃ嫌になって
時々話すだけじゃ嫌になる
友達ってだけでもまだ嫌で
ようやく気がついた
ずっと「好き」だったんだ
二人乗り自転車
掴まる柔らかい手
告白はまだ
手を握ったのは三回
君の髪を揺らす風よ
どうか僕の
心の背中を押して
誰も見てない帰り道
こっそりつないだ手
あの日からずっと決めてた
君を守って生きていくって」
私の知らなかったあなたが
ラブレターの中にいた
二度目で最後のラブレターに
『あなたがくれたラブレター
今も私の心に残る
ありったけの愛と心を
愛しい眩しかった日々を
私の知らない大好きなあなたを
教えてくれてありがとう』
あなたへ、私の最後のラブレターを