子供水先案内人12

Joe 2011-10-17投稿
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前に、幼い少女が立っている。
男は少女の前にしゃがみ、頭を撫でる。

また、
「会ったね、おじちゃん。」

ん、
「久しぶりだね。でも、もうおじさんの事は忘れていいんだよ。」
「え〜、どうして?」
「どうしても。」

男は優しく少女の手を包んだ。
少女の体がひかり、やがて小さな光の粒になる。
男の手の平から

ふわり

浮かび男の周りを

くるり

くるり

輪をかくと、やがて
ひらひら
屋上のコンクリートを突き抜けていった。

「さっきの子、何処へ行ったの?」

ん?
「気になるかい?」

黙って男を睨みつけた。
男は、こちらに向き直って、ぼろぼろのコートの襟をたてた。

「まぁ、そう怒ることない。あの子はまた、生まれ変わりに行ったんだ。」

生まれ、変わる?

そう
「もう一度人生をやり直す為に。」

あの子は、
「もう三回目なんだ。」

本当に、
「生まれ変わるの?」

ああ
「これだけは、保証する。今度は幸せになれるさ。」

その途端に、全身の力が抜けて、一気に涙が溢れてきた。何度も拭うがおいつかない。

さぁ、
「中へ入ろう。だいぶ冷えてきた。」



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