そう言うとエイナは闇で出来た入口に飛び込んでいった。
シノは目眩がしてカナヤの方に倒れ込んだ。
シノ「っ…ハアハア…ちょっと久しぶりに力使ったから疲れたみたい…。」
カナヤはシノを抱えて地面に座った。
カナヤ「なぁ、シノ。
なんで、お前はそんなにも、守り人を助けたいと思うんだ?
お前が一番狙われてるんだ。
ずっと逃げてた方が良いじゃないか。
なんか、守り人の封印をどうしても解かれたくない別の理由があるのか?」
シノはカナヤを横目でチラッと見ると、ハアとため息をつき言った。
シノ「黙っていたかったけどね…。
いいわ。教えてあげる…。
テインを操っている…テインをつくった人物…ナリータ。
ナリータは私の精霊。
ナリータはテインを…悪組織をつくろうと思った謎の人物に操られているの。
だから、守り人を助けながらナリータの所に行って操りを解かなければいけないの。
そして、ナリータを操っている最後の黒幕を倒すのが私の真の目的よ。
どう?これで満足かしら。
話してなにになるのか分からないけどね。」
カナヤは黙っている。
カリン「へぇ。
まさかそんな過去があったとはね…。
でも、守り人までなぜ助けるの?
目的はナリータでしょ。
わざわざ助けなくても…
ねぇカナヤ。」
カナヤ「シノは…俺の為に守り人を助けているんだ。」