シャドーオプス28

ハバネロペッパー 2011-10-26投稿
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彼がたいへんな任務に就いているとき、私は再び日本の地を踏んでいた。

震災から数ヶ月経っても、なかなか状況は好転していなかった。

仮設住宅の完成は予定よりはるかに遅れ、政府民主党の駄目さ加減を露呈する結果となっていた。

私は憤りを禁じ得なかった。

これほど日数が経っても、未だ満足に物資が届かない現実があった。

道路が通れないから…

なら何故ヘリコプターから物資を空中投下しないのか?

法律で許されていないとか…

なら緊急事態に対応して急遽許可すればよいのでは?

そして、原発。

政府は大丈夫を繰り返していた。
放射能の影響は直ちにはありません…を繰り返した。

ところが、それは嘘の塊だった。

実は…その真実は驚愕そのもの。

馬鹿な話、相当数の人々が被爆させられていた。

あの時何故直ぐにヨウド剤の服用を指示しなかったのか?

そうすれば少なくとも今よりは被爆者は少なかったはずなのに。

政権交代前、民主党は自民党の隠蔽体質を批判し続けていた。

管元総理はその急先鋒だった。

それが、ある意味自民党より酷い隠蔽体質ではないのか?

私は少なからず民主党政権に期待していた。

マスコミも当時自民党は悪―民主党は善のような報道をしていたし、コメンテーター達も民主党支持派は多数いた。

これで暗黒の時代が終わるとまで息巻いたコメンテーターすらいた。

私は決してして自民党時代が暗黒だとは思わない。
これほどの経済発展を遂げたのは、問題もありながら自民党政権下だったから。
しかし、蓋を開けてみれば、民主党政権は口先ばかりだった。

元鳩山総理は、普天間基地を国外、最低でも県外に移設すると吹いた。

が、実際は何の根拠もなかった。
結局、抑止力の観点から沖縄には必要だとわかりました…などといきなり無責任な事を言い始め、自民党案に逆戻りしてしまった。

沖縄の人々を翻弄し馬鹿にしただけで、何一つ出来ずに辞任。
その後、議員を辞めると言い出したのに…やっぱり辞める事をやめると…

話にならない。

私は鳩山氏は即刻議員を辞めて、普天間基地の側に住み、その現実を身を持って感じ、毎日毎日沖縄の人、一人一人に詫びて回るべきだと思う。
お詫び行脚するべきだ。
そして、辺野古への移設への理解をお願いして回る義務があると思う。

土下座してでも。



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