薄れゆく意識の中ゼレフの微笑みがなぜか違和感を感じた。
???「ねぇ!ねぇってば!」
誰かに呼ばれ目を開けてみると、髪を綺麗に切り揃えた女の子が心配そうに私の顔をのぞいていた。
私は起き上がると女の子に言った。
リア「あなたは誰?」
女の子は私の顔を見るとにっこりと微笑んで言った。
???「私の名前は桜。
学園帰りにあなた達が倒れていたから、助けたの。」
桜「ところで、そっちのイケメン君はどうしたの?」
桜はルアの方へ向いた。
ルアはまだ意識を失っているようだ。
私はばれてしまったら困るので、桜に嘘をついてごまかした。
リア「あの。
助けてくれてありがとうございます。
私の名前はリア。
そっちはルア。
私の……そ、そう!彼氏よ。」
思い付く方法はそれしかなかった。
桜は一瞬ビクッと体が震えたが私に笑顔をむけて言った。
桜「へぇ〜。
ところでリアさんはどこの学園?」
私は迷わず
リア「リリーエ学園。」
桜はわあ〜と明るくなって私に言った。
桜「そうなんだ!!
桜と同じだね!!何才?」