オバケ7

はこもの  2006-09-15投稿
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僕は、今のオバケの生活というものをほとんど知らない。いや、何も知らない。

オバケの少年時代の話、彼の思想、考え。そういった話が全てで、仕事だとか、今の生活だとかいう話はしなかった。

オバケにしたって僕のことは、おそらく何も知らないだろう。

いつも彼が話し、僕が聞いた。




ドアベルがなった。

僕はドアを開ける。そこには誰も立っていなかった。
やれやれ。

僕はベットに横になり窓の外を眺めた。


僕の住んでるアパートは3階建てで、僕は3階の角の部屋に住んでる。

窓からは隣の家が見える。もう1つの窓からは見捨てられた空き地が見える。

その空き地を見ているだけで、夏は涼しく感じたし、冬は温かく感じた。

理由はよくわからない。


さて、
そろそろ行こうかな。


僕は居酒屋へ向かった。



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